ご支援の概要
お客様:株式会社ウフル
テーマ:業務生産性向上のための「共通言語」の習得
対 象:新人3名 既存社員15名
目 的:「仕事の進め方の共通言語化」によりチームの生産性を高める
形 式:1回3時間の研修を全5回(2ヶ月に1回・8ヶ月)
新人・既存社員に同エッセンスの内容をリーダーシップ要素を加えて提供
ご支援の成果
・感覚的にやっていた仕事の進め方を共通言語で体系化
・日々のコミュニケーションの改善
・自身の業務上の改善点の明確化
◆インタビューにご協力いただいた方:
Technology Design Integration Unit1 仲様(部長)、小堀様(シニアエンジニア)
インタビュアー:当社池田
※当インタビューは2021.7.12に実施いたしました
◆配属後に現場が求めるスキル・マインドセットを身につけさせたい
池田:
研修実施の背景を教えてください。
仲様:
新卒向けの研修は、例年であれば社会人としての基礎的な部分は人事が、開発の技術的な部分は現場が担当するという形で役割を分けていました。
ただ人事側の研修で身に付けさせる内容と、配属後に現場が求めるスキル・マインドセットにはどうしても乖離が出てしまう状況が起きていました。そのため、今年は現場サイドで主導をして研修をすることになりました。
とはいえ、現場サイドでは技術的な部分は詳しくても社会人基礎的な部分を考えるのは難しいため、外部の専門家にお願いしようという方針となりました。
◆部署で共通言語を作り仕事の生産性を上げる
池田:
外部にお願いする中でなぜ弊社にご依頼くださったのか、理由を教えてください。
仲様:
私が考えていたことは「社会人に基本的に求められるスキル・マインドセットを体系的に学ばせたい」 ということでしたが、漠然とした課題感だったため、どのように具体的に落とし込むかイメージができていない状況でした。
池田さんに現状を共有したところ体系的なプログラムに落とし込んでいただきました。そのイメージを見せていただいたときに、「まさに求めていたものはこれだ!」という確信を持つことができ、ご依頼を決めました。
もう一つ決め手になったのは、「新人育成にとどめずに部署としての共通言語づくりをしていきましょう」とご提案いただいたことです。
新人に重要なことを伝えたとしても、現場でそれを他の社員が実践していなければ定着はしません。また既存社員に対して体系的な学びを提供してあげられなかったという申し訳なさもあったので、新人に教える内容を既存社員むけにアレンジして、部署として共通言語を持って仕事ができる状態を作ることで仕事の生産性を上げるという方針で進めていくことになりました。
小堀様:
弊社では中途が多いので、個々で仕事のやり方が違い、共通言語を持って仕事が進められていないことの弊害も感じていました。
そういった部分がコロナになって個々の裁量に任される部分が増えたことでより顕在化したように感じていたため、池田さんに提案いただいた方針については非常にありがたく感じました。
池田:
私としてもご支援領域が広がったことは嬉しい限りですが、当初の新人育成よりも投資額が大きくなったと思います。社内の意思決定を通す上でハードルはありましたか。
仲様:
そこは大きなハードルはなかったですね。
小堀の言った点は私も感じていた部分ではありました。
また部署を統合してメンバーが増えるタイミングだったので、共通言語化をして足並みを揃えるという意味では良いタイミングだと思ったのです。
上長も重要性を感じていた部分だったので、提案いただいたプログラム内容と方針についてスムーズに合意を得ることができました。
◆感覚的にやってきたことが体系的に理解できた
池田:
現状は2/5が完了した時点ですが現場で変化は起きていますか
仲様:
毎回のアンケートは高評価で、コメントを読んでも各自にとって有意義な学びにつながっていることが見て取れます。
実際に既存社員側に話を聞くと、「感覚的にやってきたことが体系的に理解できて腑に落ちた」「やれていなかったことが多々あり改善点も明確になった」というコメントが聞けています。
また「もっと上の、管理者の方々にも知ってもらって共通言語化を測ったほうがチームとして生産性が上がる」というコメントも出ていますので、実践して活用できる実感を得ているのだと思います。
小堀様:
新入社員はまだ入社したてで覚えることも多く、今月からいよいよ配属というタイミングなので、重要性を理解はしているものの、自分の経験と紐づく、というところまではまだいっていないように思います。
ただ私も既存社員側の方には変化を感じます。具体的にはホウレンソウの仕方が非常によくなりました。
例えばメンバーに対して指示を出すときに優先順位付、期日の明確化、ホウレンソウの回数を具体的に指定するなど、まさに初回のG-PDCA研修でやった内容を実践しているのが見えています。
仲様:
開発チームなので「技術的な部分での共通言語化」は当然されているのですが、「仕事の進め方におけるスキル・マインドの共通言語作り」は必要性を感じながらもどのように進めて良いのかわからない状態でした。
今回、その部分に着手できたことでチームとしての業務生産性を上げるきっかけになると思っています。
◆スキル面だけではなくメンタルマネジメントのケアも
池田:
すでに成果を実感いただいているとのことですが、残りの研修に期待することを伺えますか
小堀様:
コロナ禍でリモートが中心にあると各自のメンタル部分のケアも大事になると思っています。
「セルフマネジメント」の一環で、スキル面だけではなくメンタルマネジメントの部分、例えばレジリエンス、リフレーミング、アンガーマネジメントなど、そういった要素も取り入れていただけるとありがたいです。
池田:
リーダーシップ研修やメンタルマネジメントも弊社でも実績が多くある部分ですので、ご要望を踏まえて残り3回のプログラムも受講生にとって良いプログラムとなるようブラッシュアップさせていただきます。
引き続き連携しながら進めさせてください。本日はありがとうございました。
※全5回終了後、大きな価値を感じていただきリピートでご支援をさせていただいております。詳細プログラムは 人材開発プログラム の事例にてご紹介しています。
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