ご支援の概要

お客様:株式会社サーキュレーション
テーマ:新入社員研修
対 象:22名
目 的:新入社員の早期の戦力化
形 式:4月の導入研修と7月の配属後フォローアップ研修(各1日7時間)
    導入:仕事で成果を出す基礎力の習得
    フォロー:現場のリアルに触れて出てくる課題を解決する

ご支援の成果

・受講生のレベルアップによる育成の生産性の向上
・共通言語化による受講生同士の学び合いのスピード向上
・受講生アンケートにて内容満足度、講師満足度共に100%

◆インタビューにご協力いただいた方:

成田様、佐藤様
※当インタビューは2022.5.19に実施いたしました

◆新入社員をいかに早く戦力化するか

池田:
貴社の新人研修を担当させていただいてから今年で4年目となります。私が関わる前は内製でやられていたと伺っていますが、まずは外部に依頼をすることになった経緯を伺えますか

佐藤様:
人事としては「新卒をできるだけ早く現場で戦力化できる状態まで立ち上がらせる」役割をになっていますが、当時は採用は型ができつつあったものの、育成については型のない状態でした。
会社の成長フェーズということもあり、新卒の人数が増える中でも立ち上がりスピードを早めるためには外部の知見を借りることが必須だと考えました。
また社内の研修だと、いざ配属をされて社外の方々と関わる時に求められるレベル感や温度感を伝えるのは難しい部分があります。弊社は特に経営者の方々や、ビジネスパートナーのプロフェッショナルの方々と関わる仕事なので、研修段階から外部のプロフェッショナリティの高い方と関わり実践のイメージを持ってもらう重要性を感じていたタイミングでもありました。

◆自社の仕事内容、温度感にチューニングされた研修

池田:
他社様ではなく弊社にご依頼いただいた理由は何でしょうか

佐藤様:
上記のような経緯がございましたので、まずは前提としてビジネスパーソンとしてプロフェッショナリティの高い方にお願いしたいという思いがありました。池田さんは弊社のプロ人材として人材育成プロジェクトを手がける中でお客様からの信頼が厚かったので、まずはご相談をさせていただきました。
その上でお願いしたいと考えた理由は、形式的な研修ではなく、自社の仕事内容や事情、温度感を汲み取って、自社向けにチューニングされた研修をご提供いただけると感じたからです。
実はそれ以前も外部の研修をお願いしたことがあり、私は入社当時受講者として受けた経験もありました。ただ非常に形式的な内容で、言っている内容は正しいものの、正直手触り感が全くなく実践に活かせるイメージを持てませんでした。ですので、実際に自社と一緒に仕事をして理解いただいていること、加えて初回のご相談から適切なアドバイスをいただけたことから、ぜひお願いしようという意思決定に至りました。

◆共通言語化による育成スピードの向上

池田:
そういった期待値があった上で、実際に研修を導入いただいていかがですか。

佐藤様:
新卒の立ち上がりスピードを早める、という期待値に対しては、非常に効果を実感しております。
G-PDCAサイクルをベースとして仕事のイロハを実践的に教えていただけるので、受講生の仕事の進め方のレベルが目に見えて上がりますし、共通言語ができるので育成の生産性も圧倒的に上がります。毎日、朝会、夕会で人事から新卒メンバーに対してフィードバックをするのですが、「池田さんの研修でやったあれができてないよね」「あれを使ってみるといんじゃない」と共通言語で話せるので、フィードバックも非常に効果的になります。また新卒同士でも共通言語として研修の学びを使っているシーンが多々見られるので、相互フィードバックの精度も上がっています。

◆学びで終わらずに実践に生かされ、即効性ある効果が実感できる研修

池田:
研修は「学びで終わってしまい実践されない」というケースをよく聞きますが、ここまで実践に活かしていただき即効性のある成果に繋がっている理由は何でしょうか。

佐藤
学びの内容が実践に即しているのももちろんですが、研修の中で出されるケースやワークを、実際に今受講生が取り組んでいるプロジェクトや課題に合わせてチューニングして下さっているのが大きいと感じます。一般的な研修ですとケースやワークは事前に準備されたものが使われるかと思いますが、池田さんは実際に受講生が向き合っている生の題材を扱ってくださるので、研修のワークに取り組むことで実際のプロジェクトが進む実感や課題が解決するイメージを持てているので、学んでいる内容が実践につながることが実感でき、その後の実践でも活用されているのだと考えています。

◆圧倒的な受講生満足度の高さも継続要因の一つ

池田:
4年間継続いただいているのは大変ありがたいですが、継続要因としては何が大きいのでしょうか。

佐藤様:
すでにお伝えした内容となりますが、研修が学びで終わらずに実践まで繋がり、受講生側も育成側もすぐに効果が実感できること、そして池田さんが研修講師という立場を超えてビジネスパーソンとしてプロフェッショナリティの高い仕事の仕方を体現いただいていることがとても大きいです。受講生も非常に良い刺激を受けています。
また会社としては受講生のアンケート結果も継続検討の材料にしています。その数値も今年で申し上げると参加者の「内容満足度」が5段階評価で5点満点が95%(21/22名)、「講師満足度」が100%と非常に高い数字でした。
過去の受講生から何年か経ってもいまだに「池田さんの研修の言葉を大切にして仕事をしている」というコメントも聞きますし、「池田さんの研修、今年もやるんですね!」と、継続していることを喜ぶ声も聞かれます。
社会人の入り口で仕事の基礎を学べるという意味で、非常に良い経験として印象に残っているようです。
今年の新人が自主的に4月の1ヶ月の研修のフィードバックを人事にしてくれたのですが、その結果としても、評価の良かった研修として彼らが最も時間を使っていた企業研究、ロープレに次いで池田さんの研修が入っていました。

1日の研修ではありますが、これだけ多くのことを学ベ、受講生の職業人生に長く良い影響を与えていだたけるのは本当にありがたいと感じています。

◆配属後の現場のリアルな悩み、課題の解決

池田:
7月のフォローアップ研修に期待されることはございますか。

佐藤様:
現場に配属されると、より生々しい色々な悩みや課題が出てくるかと思います。それを自身で乗り越えていくことが必要となります。
4月に研修いただいた内容を、より現場にアジャストして定着していただきたいのはもちろんですが、現場のリアルを知った上で、改めてスキルセット、マインドセットを図っていただきたいと考えております。

池田:
受講生が早く現場で戦力化し、一緒に仕事ができることを私も楽しみにしております。本日はありがとうございました。


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