インタビュー:
学びを実践まで落とし込む伴走型部長職研修

お客様:株式会社センチュリー21・ジャパン
テーマ:マネジメント研修
対 象:部長職 13名
目 的:変革期における部長職に求められるマインド・スキルを理解し、実践を通して習得する
形 式:1回3時間の研修を全5回(3週間に一回ペースで3ヶ月間)
    新たな学びの習得→事後課題による実践→振り返り→新たな学びの習得を繰り返す伴走型研修
インタビューにご協力いただいた方:
林田様(執行役員CIO職能本部長)、岩井様(人事総務部)
welcome
※当インタビューは2021.2.15に実施いたしました

<研修実施の背景を教えてください>

弊社の状況として今までは本部長が部長も兼務しているケースが多くあったのですが、それでは十分に現場を見切れなくなったこともあり、昨年新たに5名を部長に昇格して権限移譲を図りました。しかし当然ながら部長という役割に就いたからといって、いきなりマネジメントに求められるスキル・マインドを発揮できるわけではありません。

弊社は今まで体系的にマネジメントを学ぶ研修制度がなかったのですが、以前より本部長から「自分がマネジメントの立場になった時に苦労したので、研修で学ぶ機会を設けてあげたい」という声が上がっていたこともあり、部長職の人数が増えたこのタイミングで実施することとなりました。

また、今まで単発で研修をやっても一時の有用感は感じるものの、なかなか学んだ内容が実務に落とし込まれない、という課題があったので、折角なので時間をかけて実践に落とし込む形式でやりたいと考えました。

<グラビティフローに依頼くださった理由を教えてください>

「マネジメントを体系的に学ぶプログラムを作りたい」という思いがあったので、色々な理論や考え方を伝えられる人にお願いしたいという思いがありました。
一方で理論をただ「知識」として伝えるだけであれば、本やwebで調べればわかることです。ですので、様々な理論を実経験を踏まえて実感のこもった言葉で伝えられる人を探していました。
そこで以前HRサミットの講演を伺うことでご縁をいただき、何度か社内課題に対してディスカッションをさせていただいたことのある池田さんにお声がけをさせていただいたのがきっかけです。

毎回ディスカッションの中で気づきをいただいていたので、一度上長も含めてお話する場を設定しました。その前に上長には池田さんの著書である 「脱思考停止就活論」の内容を共有しました。タイトル通りテーマとしては就活なのですが、それを題材として「自分の頭で考えて自分で意思決定をするとはどういうことか」を深く論じておられ、上長としてもその内容に共感したようです。
実際にディスカッションの場でもご自身の考えを明確に理論立ててお話しされ、こちらが出す要望や質問に対しても、軸がブレることなく的確な答えを返していただきました。

今回私たちがパートナー探しで大事にしていたのは「クリエイティブ」です。それはその方にオリジナリティがあるのかということです。一般論をただ右から左に話すのではなく自分の言葉で噛み砕いて話せる方。もう一つは一緒にチームとして共創造しながら進めていけるかということです。
前者については先述通り書籍やディスカッションの中でご自身の言葉を持っている方だと感じましたし、後者についてもプログラムのご提案を作っていただく中で、こちらが出した要望に対してすぐに内容を形にしてご対応いただいたので、この2つの要素をバランスよく持ち合わせている方だと思いました。

また当然外部の方にお願いするからには、プロとして自分たちが社内で行う研修以上に気づきを与えてくれるかが重要と考えていました。
その点で大切なのは、すでにお話しした理論に加えて実践的に、かつわかりやすく論理的にお伝えしてくださること。そしてもう一つは受講生との関わり方です。
池田さんとディスカッションすると感じるのは、とてもよく質問をされることです。こちらが曖昧な発言をすると必ず意図を理解するために深く質問をされるので、こちらとしても考えの浅い発言をうかつにできない(笑)。それによって毎回考えが深まりますし、気づきを得ることができます。そういった関わり方を受講生にも感じてもらい、深い気づきを促してくださると感じました。

<社内の意思決定を通す上で難しさはありましたか>

最終的には3時間を全5回、3ヶ月間かけてやるプログラムとして落ち着きましたが、当然その時間は現場の仕事はできませんので、部長職にそこまでの時間を拘束する研修は会社の中では初めてでした。ただ自分としてはやるからにはそれくらいやらないと学びが身につかないと考えていました。

そこで部長職の上の立場にある本部長たちには全5回の内容のハイライトを3時間で事前に実施してもらい、そこで意見交換をする場を設けることを弊社側より提案いたしました。 結果的に、その場を持ったことで、後のプロセスがとてもスムーズに進みました。
本部長としても内容がわかるので安心感がありますし、現場で共通言語として使うこともできます。またその場で出た意見もさらに反映させてプログラムを組み替えていただいたので、より会社として納得感の高い内容にすることができました。

<案件が始まってからの満足度はいかがですか>

研修が始まってからも、毎回受講生の状況を踏まえて、内容や進め方をこちらと連携しながら工夫して進めてくださいました。
今回のプログラムは「学んだ内容を実践し、それを次の回に振り返り、また新たな学びを得て実践する」というサイクルを繰り返していく形式だったので、事務局側と都度連携しながら、受講生に対してはコーチのように伴走して下さったので、とても満足しています。

また事後課題や実践の振り返りをきちんと文書化したのも良かったです。言葉にすることで自分が普段無意識にとっている行動をちゃんと意識化することができたのが、頭だけの理解で終わらせずに行動として変化につなげるところまでいけた要因として大きいと思います。

<研修の成果についてはいかがですか>

今まで弊社として「仕事は現場で学ぶもの」という考えが強く、いわゆる座学のような「学び」は役に立たない、という風土が強く、自分から学びに時間を割こうという意識は低かったように思います。
しかし、今回の研修の受講生のレポートを見ていると、学んだことを実践し、それによって現場で変化が起きる。そのことが受講生の楽しさにつながっているようなコメントが多く見られました。

研修に立ち会ってた自分にも、学んだ内容と自分の行動がつながって、「わかった!」という顔をする瞬間が多々見えたのですが、それが大きな収穫だったと思います。
「新しい学びを得て仕事の中で生かすことの重要さ」がそれぞれの部長の腑に落ちたのではないでしょうか。

また毎回のディスカッションを通して、部長同士の横の繋がりが強化されたのも大きな財産だと感じます。

研修後に受講生の中から「自分たちでまずはできることからやってみる」という、自発的な学びを始めるようなコメントが出てきたのは、本当に大きな成果だと思っています。

<今後の展開として考えていることはありますか>

せっかく3ヶ月かけて学んだことを風化させないために、定着のための1on1面談や定期的なディスカッションの場を設けたいと考えております。引き続きお知恵をお借りすることになると思いますので、よろしくお願いいたします。
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